ピアノといろいろ。

ピアノ好きの記録。過去記事も前のブログからいくつか移行しました。

ヤマハは画一的な演奏者しかつくらなかった

partygirlの日記 - ヤマハの面白いところは

これを読んで。
確かにそう。楽器人口の拡大や音楽業界の成長という面では、大きな貢献をしたと思う。
だけど、大きくしすぎたせいで、今の楽器人口の衰退にも繋がっているのかも。


プロアマ問わず演奏者をたくさんつくった。
それはいいけど、画一的な演奏者しかできなかった。
個性的な演奏ができない。譜面通りただ弾くだけ。感性の豊さに欠ける。
それは楽器としてのすばらしさよりも大量生産を選んだピアノと教育のせい。


難解な曲を弾きこなすだけで喜べる人は、それはそれでいい。
だけど、僕が思うに音楽の一番おもしろいところは、やはり感性によるところだと思う。
いかに感情を音楽にのせて演奏できるか。
自分が思うように感情を込めて演奏ができて、それが聴き手に伝わった時、両者に最高の幸せがもたらされる。
音楽する人が増えるのはいいけど、音楽の本質ってここじゃないのかな。
趣味でピアノを弾いているだけの自分が偉そうなことは言えないけど、僕はそれを目指していきたい。


ヤマハとピアノの文化の歴史については、ちょうどこの本に詳しく書かれています。
ピアノをやる人はもちろん、音楽をやる人には是非おすすめです。